どうもみなさん、にわうちです。
なんだかこの数日で急激に寒くなりましたが、どうでしょう。暖かくしてますか?厚着や暖房など活用して風邪などひかないようにしましょうね。
筆者の本日の夕飯は鍋でした。もらい物のゆずを混ぜたポン酢で食べましたが、魚や海老や白菜など、そして締めの雑炊までしっかり美味しくいただきました。
さて本日、筆者は友人の誘いを受けて前から気になっていた「ゴジラ-1.0」を観てきました!
今回のゴジラはいわゆる「泣きっ面に蜂」の蜂ポジションとして戦後日本を蹂躙するのですが、なにせ戦後、しかも敗戦のキズも癒えぬままということで、かつてない絶望感がありましたね。
ゴジラ初遭遇~二度目の遭遇まで
冒頭、島でのゴジラとの初遭遇はまさしく蹂躙といった有り様でした。
手持ちの銃は効かず、零戦の銃座で銃撃しようとするも神木隆之介さん演じる主人公は恐れのため撃てず。他の味方は一人を残して死んでしまいます。
筆者がここで思うことは二つ。
まず一つは、もしこの時撃っていたらゴジラを殺せていたのかということですね。
まあこれについてはエンディングで頭部が吹き飛んだ状態から再生していたので厳しそうではあります。でも成長後の話なので、それに比べればワンチャン可能性はありそうですね。
二つ目は、ゴジラのルーツがわからないこと。
本作品でのゴジラという名称は島の人間が付けたもののようですが、結局最後までそのルーツは明かされません。
そのことについては少しだけもやっとする反面、シン・ゴジラのように謎めいた部分もあって個人的にはその方が好みですね。それはそれとして気にはなりますけど。
で、そこから主人公は苦難の連続。帰郷するも両親は空襲で死亡していて、隣のおばさんに嫌味を言われながら掘っ立て小屋で暮らす日々。
そのうち子供を連れた姉ちゃんも強引に住み着いてますます大変。アメリカ軍が撒いた機雷を回収もしくは爆破するスーパー危険なバイトで生計を立てますが、そしたらまたゴジラに遭っちゃいました。
ボロい木造船に対して回収した機雷で足止めしろとか無茶ぶりもいいとこですが、とっさの機転で機雷を口の中で爆破することで撃退に成功します。が、その途中で重巡洋艦高雄が熱線で真っ二つに。
た、高雄ォーっ!
というかこの作品のゴジラって熱線吐くの?シン・ゴジラの時はまだ科学力があったからまだしも、戦後日本に対してそれはオーバーキルが過ぎるのでは?
ゴジラ本土上陸
その後、日本も主人公も苦労しながらスクラップアンドビルドで力をつけはじめます。が、主人公はゴジラ初遭遇時のトラウマで毎晩のようにうなされている様子。
これには医師からPTSDじゃないかと言われている筆者も共感。嫌な出来事ほど忘れられないし夢にも出るんですよね。穏やかに眠ることができない辛さはよくわかります。しかも仕事もあるし。
そして、ゴジラ銀座に初上陸。さらによりにもよって主人公の(実質)奥さんである姉ちゃんが仕事で銀座に行っている最中という最悪のタイミング。物語だから当然でしょとかつまらない指摘はナシですよ?
エクストリーム懸垂までして耐えていた姉ちゃんですが、助けに来た主人公を逆にかばう形で熱線の余波を受け吹き飛ばされフェードアウト。核実験の影響を受けたゴジラの熱線は放射性なので、黒い雨に打たれながら絶叫する主人公の絶望感がひしひしと伝わってきました。
決戦
そして、なんやかんやあって迎えたゴジラとの決戦。
作戦はゴジラを海に誘導し、重たいフロンガスにより水深1500mに沈め、予備の策としてそこからの急浮上によるというダブルの水圧ダメージで討伐するというもの。
主人公は囮として戦闘機に乗り、再度上陸したゴジラにとっての立派な鬱陶しいハエとして上手いこと海への誘導を成し遂げます。
作戦通りゴジラを海中に沈めることに成功し、トラブルはあったものの急浮上も成し遂げゴジラは満身創痍。
ですがその状態でもゴジラは熱線の構えを見せ、海上チームは絶体絶命。
もはやここまでかと思われたその時、主人公が実は密かに爆弾を満載していた機体でゴジラの口に飛び込み爆発。頭部を吹き飛ばされたゴジラは崩壊し海中に沈んでいきます。
そして、直前に脱出していた主人公も無事生還。さらに死んだと思われていた姉ちゃんも生きていたことがわかり、物語はハッピーエンド……かと思いきや、海中でゴジラが肉片から再生していくところで終わりとなります。
まとめ
筆者個人の感想としては、本作品は友人ともどもシン・ゴジラと甲乙付けがたい良い出来だったと思います。
個人的にゴジラはファイナルウォーズやハリウッド版のようなヒーロー路線は解釈違いです……となるので、絶望の象徴だった今作は満足いくものでした。
シン・ゴジラよりだいぶ人間ドラマに厚みがあるため140分と少々長いですが、それだけ時間をかけて積み上げられた結果のクライマックスはトイレを我慢するだけの価値がある良質なカタルシスがありましたね。
対ゴジラの作戦を語る場面では「あれ、オキシジェンデストロイヤー出る?」と思ったりしましたが、フロンガスを利用した沈降と浮上の二段構え水圧アタックはすごい発想だと感心しました。
シン・ゴジラでは聴けた通称自衛隊のテーマは本作の日本では時系列的にまだ自衛隊が存在しないためか聴けず、ちょっと寂しかったりもしますが総合的には大満足です。
みなさんもまだ観てないもしくはこれを読んでちょっと興味出てきたなーという方がもしいらっしゃれば、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。
それではまた!
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