どうもみなさん、にわうちです。
前回はアニメ第１話に登場したフェアクソについて解説（？）しましたね。
今回は、アニメ第１話について筆者の感想を、若干の補足と解説を展開のネタバレにならないよう注意して交えながらやっていきたいと思います。アニメ公式サイトはこちらから。
アニメ第１話の中で「これってどういうこと？」「もうちょっと詳しく知りたい！」という疑問をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください！
シャングリラ・フロンティアとは？
原作者は硬梨菜。小説投稿サイト「小説家になろう」にて、２０１７年より連載中。リンクはこちら。
一般的な小説は書籍化を経て漫画家、アニメ化と展開していくことが多いですが、本作は書籍化を飛ばしていきなりアニメ化、さらにゲーム化が決定しています。
漫画は講談社マガジンで連載中。筆者は講談社の漫画が読めるアプリ「マガポケ」で読んでいます。
でもエキスパンションパスという名の特装版でしか読めない話もあるので単行本も買ってます。原作者硬梨菜先生書き下ろしの小説は毎回最高に面白いです。
第１話「貴方はなんのためにゲームをしますか？」の感想と解説
シーン1：冒頭
冒頭、なんかいかにもラスボスっぽいの（本当にラスボス）が叫び声を上げながら崩壊していくところから物語は始まります。そしてそれを見つめる覆面海パンの変質者と涙を流し喜ぶフェアカ……金髪の美少女。
「ついに邪神を倒したわ！」「思えば長く、大変な旅だった……」とこれまでの旅路を振り返る少女に、「ああ」「この時を待ち望んだよ」と振り返る赤いマスクと海パンの変態。
コミックスのカラー絵で一度見ていたはずなのに、背景の壮大なBGMも相まって筆者の腹筋はこの時点で大ダメージを受けました。絵面が酷すぎる……！
そして、突如少女に飛び蹴り（パニッシュメントドロップ）を放つ変態。事情を知らない方はさぞや困惑したことでしょう。
エンドの画面が流れ、これがゲームだったことが発覚。フェアクソのクリアを喜ぶ主人公の楽郎。ここから物語が始まります。
ちなみにラスボスさんの名前は邪神グラトーニエといい、正規の攻略法である「唯一の対抗手段」が素手と同じ量のダメージを与えるのに三倍以上時間が必要という仕様。
ソロでは最低二時間かかると言われていましたが、覆面海パン装備かつ素手で顎を殴り続けるとこれを三十分に短縮できることが判明。サンラクの覆面海パンはこれが理由です。
あとラスボスにはこんな設定があります。
フェアリア・クロニクル・オンラインのラスボス
シャングリラ・フロンティアwikiより
全ての精霊を喰らい、生き延びんとした堕ちた神の血脈
色々悲しい過去があるのだが「うるさい！精霊に酷いことしたあなたを許さない！」で迷わず殴り込みに行った事だけはフェアリアの数少ない褒められる点とされている
シーン2：OP～学校
オープニングは思ってたよりダークな雰囲気でした。でもこれはこれでかっこよくてイイ。サビで明るくなるのも好みです。
というか冒頭から思ってたけど作画がスゴい！
飛ぶ蝶とかカブトムシとか、めっちゃリアルですげええ！ってなってました。
アニメは作画が全てとは言いませんが、個人的に楽しみにしてた「賢者の弟子を名乗る賢者」みたいにキャラとモンスターデザインの間にクオリティの差がありすぎたりすると戦闘シーンもイマイチ盛り上がれなかったりするので、今回は期待以上のものをお出しされて大・満・足！！です。
学校の場面では原作や漫画になかったシーンが追加されてましたね。
筆者はこういうラブコメの波動を感じさせるシーンを全然関係ない第三者の視点から岩巻さんみたいにニヤニヤ笑いながら眺めるのが大好きなので、嬉しい改変でした。キモいとか言うな（幻聴）。
シーン3：ロックロール
楽郎行きつけのゲームショップ「ロックロール」での一幕。
このゲームショップは店主の岩巻さんによる個人経営で、店名は自身の名字から。
以下引用。
年齢：26
シャングリラ・フロンティアwikiより
性別：女
特技：攻略サイトを充実させる
好きなもの：物語の恋
嫌いなもの：現実の恋
好きなゲームカテゴリ：乙女ゲー
嫌いなゲームカテゴリ：ホラーゲー（吊り橋効果の恋が好きじゃない）
ゲームスタイル：重箱の隅から隅まで完全に攻略しきるやり込み型。トロコンは当たり前、隠しCGから隠しルートまで完全制覇するまでやりこみにやりこむ。
詳細：GAME-SHOP ロックロールの営む女性。重度の乙女ゲースキーであり、一定の時期になると臨時休業する。実は既婚者、夫は登場するかもしないかも？
「ハッピーエンドは確定している」ゲームは安心して恋愛できるという理由で乙女ゲームを好んでおり、現実での色恋沙汰を嫌っている。具体的に言うと夫とゴールインするまでに色々あった模様、だが脳の使用可能領域をクソゲーにほぼ使い切っているアホと、そいつと仲良くなるべく一途に頑張る恋愛クソザコ少女のことは応援している。
楽郎をクソゲーが主食とするなら岩巻さんは乙女ゲーを主食としており、攻略期間に入ると店が休業するのですが、常連からはだいたいその理由を察せられています。
とりあえず名も知らぬお客の人よ。手にしたソレをすぐに置くんだ。ソレは特大の地雷だぞ。
余談ですが、ヒロインちゃんこと斎賀 玲ちゃんは原作ではフェアクソをプレイしたことがあり、「フェアカスの暴虐にキレなかった」という偉業が硬梨菜先生がこぼした設定でありました（たぶん）。
漫画とアニメでは「大変なゲームと聞いた」と自分ではやってないことになっています。
そしてヒロインちゃんへの援護射撃……もとい楽郎に「シャングリラ・フロンティア」を勧める岩巻さん。というか登録者数3000万人ってすごいな……。
原作通りの設定ならシャンフロはいわゆる「おま国ゲー」で日本以外では配信していないので、リアルの日本で置き換えると総人口の3～4割は登録していることになります。そりゃギネスにも載りますわ。
シーン4：キャラメイク
楽郎、初のシャングリラ・フロンティアへのログイン。
プレイヤーネームは統一する派ということで、名前は「サンラク」に決定。
筆者もゲームで遊ぶ時は名前を統一する派ですね。ものによっては変える時もありますが、なんといっても楽ですからね。
職業の多さやキャラクターの出自でステータスに影響があるところはエルデンリングを思い出させます。
何も選ぶ余地がなかったクソゲーとの差に感動する楽郎。「気合い入れてキャラメイクするか！」からの妖怪ハンラトリアタマの流れは思わず「知ってた」と声が漏れました（笑
半裸の理由は開始時に初期装備を売れるから。防具より先に武器を揃える派の楽郎は防具を売って金（マーニ）を確保したのでした。「凝視の鳥面」という覆面をしているのはリアルの顔と違うとはいえ流石に半裸で素顔を晒したままプレイしたくなかったから。
理由はわかりましたが、それなら街に着いてから売るのでもよかったんじゃ……？
いやいや、きっと街では防具の買取り対応してないとかそういう理由でしょう。細かいことは気にしない。
筆者もモンハンとかでは防具より武器を先に作るタイプですね。攻撃はかわせばノーダメージだ！なんて。まあだいたいボコボコにされますけど。
キャラメイクを終えた楽郎ことサンラクはいよいよシャンフロの世界へ！
流れるプロローグは華麗にスキップ。ちなみに、飛ばされたここの全文が知りたい方は以下をどうぞ。
シーン5：初戦闘～エンディング
アバターの具合を確かめながら森を歩くサンラク。
動きの端々からベテランゲーマーの風格が感じられます。筆者も生きているうちにこんなゲームがやってみたい……。
そしてゴブリンとの初戦闘。戦利品は「ゴブリンの手斧」という武器でしたが、このゲームでの武器は耐久度というものがあり、原作通りの設定なら基本的にどの武器もこれがなくなるとなんと破損して消失してしまいます。
なので何も考えずに武器を振り回していればいいというわけでもないんですね。難易度が高さが伺えます。
このシーンで筆者が一番共感したのは、サンラクのゲーマーとしての考え方。
「新しい世界へ飛び込む時のワクワク感はリアルじゃ滅多に味わえない」「エンジョイを忘れずにやっていこう」というのはもう共感しかなかったです。
まとめ
以上、アニメ「シャングリラ・フロンティア」第１話「貴方はなんのためにゲームをしますか？」の感想でした。
第2話では最後に登場したエリアボス「貪食の大蛇」とのバトルから始まるので、引き続き楽しみにしたいと思います。
それではまた！
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