アニメ「シャングリラ・フロンティア」の登場クソゲー解説!~フェアクソ編~

アニメ

どうもみなさん、にわうちです。

ついに!ついに! ついに始まりましたね、アニメ「シャングリラ・フロンティア」!

原作の大大大ファンである筆者はマガポケで告知を見た時からずっと放送を指折り数えて待ってました。

知らない方は毎週日曜の5時にTBSでやってますので、ぜひご覧になってみてください!公式サイトはこちらから。

既に2クール連続放送ゲーム化も決定しているものすごい作品です。

この記事では、「シャングリラ・フロンティアってなに?」という方のための筆者なりの作品概要と、この作品を語る上で欠かせない架空のクソゲーについて解説していくつもりです!(冷静になってみるとすごい文章だ)

もちろん、アニメのネタバレにならないよう注意していきますのでご安心を!

では前置きはここまでにして、さっそくいってみましょう!

シャングリラ・フロンティアとは?

原作者は硬梨菜。小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2017年より連載中。リンクはこちら

一般的な小説は書籍化を経て漫画家、アニメ化と展開していくことが多いですが、本作は書籍化を飛ばしていきなりアニメ化、さらにゲーム化が決定しています。

漫画は講談社マガジンで連載中。筆者は講談社の漫画が読めるアプリ「マガポケ」で読んでいます。

でもエキスパンションパスという名の特装版でしか読めない話もあるので単行本も買ってます。原作者硬梨菜先生書き下ろしの小説は毎回最高に面白いです。

シャングリラ・フロンティアのあらすじ

ディスプレイに画面を映して遊ぶゲームがレトロゲーム扱いされ、VR機器を頭に装着してプレイヤーの意識ごとゲーム世界に入り込んで遊ぶフルダイブVRゲームが主流となった世界。

主人公の陽務楽郎(ひづとめ らくろう)はバグや理不尽な難易度、矛盾したシナリオなど様々な要因から「クソゲー」と称される部類のゲームを好んでプレイする悪食ゲーマー。

そんな彼はちょっとしたきっかけで大衆が認める「神ゲー」である「シャングリラ・フロンティア」、通称シャンフロを始めることに。

スムーズに動くアバターやバグが起きないことに感動しつつ、半裸に鳥頭という変態ファッションでゲームを開始した彼をシャンフロの圧倒的なクオリティが出迎える。

こうして、楽郎ことプレイヤー「サンラク」のシャンフロライフが始まったのだった。

フェアクソとは?

フェアクソとは「クソゲーハンター」とも呼ばれる主人公の陽務楽郎が遊んでいたクソゲーの一つです。

正確なタイトルは「フェアリア・クロニクル・オンライン 〜妖精姫の祈り〜」。

VRRPG黎明期に発売された自称大作RPGであり、一般的な評価はお察し

あまりのクソゲーっぷりに、作中でも神ゲーであるシャンフロと比較する形でたびたび登場することに。

アニメでは尺の都合もあって描写がだいぶ削られており、正直「ひどいなー」とは思いますが「大作のクソゲー」と言われて納得できるかは微妙なところ。

なので、ここからは作中で「レジェンドオブクソゲー」と呼ばれるフェアクソがどれほどのパワーを秘めているのかを原作の表現をふまえて語っていきたいと思います。

まず、強すぎる敵MOBとアホすぎる味方NPC高度な包囲殲滅を仕掛ける敵の悪辣なAIに対し、壁に回復魔法をありったけぶつける味方という謎の対比。

あまりの難易度に余程のプレイスキルがなければ最初のボスすら倒せず、VR機器を投げつけるプレイヤーが続出したとか。

次に、このゲームを語る上で欠かせないのがヒロインであるフェアリアの存在。タイトルの妖精姫とは彼女のことで、ラスボスによって人の姿に変えられた大精霊の姫という設定。

ストーリーのおおよそ九割が「ヒロインが何らかの問題を起こす→ヒロインが問題を悪化させる→誰か死ぬ→プレイヤーがそれを解決する→なんだかんだで全部邪神のせいになる」という意味不明なシナリオ。

おまけにそんな彼女に腹を立て、ちょっとでも小突いたりしようものなら怒って「もう一歩も動かないから!」とまさかのゲーム側からのストーリー進行拒否。しかも他のNPC全員から罵倒され続ける。

オートセーブのためロードして状況を戻すこともできず、機嫌直しのために三時間もかけるハメに。

機嫌直しのためにマップの端から端までお使いに行かされたサンラクは「何が「最高級デラックスパフェを食べれば機嫌を直す」だ!!」とキレています。

言動も困惑を通り越して恐怖すら覚えるレベルのチグハグぶりで、一つ前のチャプターで友好度を高めたキャラを涙ながらに謝罪しながら敵ごと抹殺。しかも主人公と良い雰囲気になったキャラは優先的に狙われる

そしてイベントシーンが終わったら「クヨクヨし続けても馬鹿馬鹿しいじゃない!」と言ったり、多分初期設定では第二ヒロインになるはずだったキャラが割とえぐい死に方した直後に「今日はいい日ね!」と発言。プレイヤーからは五秒ごとに別キャラの台詞使ってるんじゃないかと疑われたとか。

そのためフェアリアは「フェアカス」と呼ばれゲームをプレイしたほぼ全てのプレイヤーに嫌われてしまっています。ヒロインなのに。

ラスボスを倒し、エンドロールに入るまでの三分間は無制限でヒロインに攻撃可能で、この「報酬の三分間」に到達することだけがこのゲームを購入する価値とまで言われる始末。

最後にバグの多さ。前述の強すぎる敵とポンコツすぎる味方と併せ、このゲームの難易度を難しいを通り越して理不尽なものにしている元凶がコレ。

「歩く度に爆発する草原」「落ちるとラスボスエリアに飛ばされる落とし穴」「ヒロインがパーティにいると全挙動が三倍速になるボス(ソロプレイだとヒロインはストーリー上必ずパーティに加入する)」などの予測不能なバグが目白押し。

他にも「壁の前で突進モーションすると世界の裏側に飛ぶ」「特定の状況下で回復魔法すると自分の足元のテクスチャが剥がれる」「とあるダンジョンの座標がラスダンと重複している為に見えない魔物が徘徊しており一方的に殺される」など、本当にテストプレイをしたのか疑問に思うほどバグが多い。

以上がフェアクソがクソゲーと呼ばれる理由になります。本当にひどいですね(笑

まあ意図的にクソゲーとして生み出された架空のゲームなのでひどいのは当たり前なのですが、実は現実のゲームにもクソゲーと呼ばれるものはあるんです。

余談になりますが、筆者が知っているだけでも「現実でフィギュアを買わないと使用可能キャラが増えない上に、ゲームバランスが課金前提の「多々買わなければ生き残れない」アレ」とか(なのに声優陣が豪華)、「バグで絶対にコンプ不可能なホラーゲーム(仮)」とか(現在プレミアが付いてる)、「自キャラより速い敵MOBが狭いマップで謎の吸い込み判定を駆使して立て続けにエンカウントを仕掛けてくるRPG」などなど……。

パーティーゲームとして有名なあの「人生ゲーム」にすら名産の工芸品を「入れ歯を入れるのに便利」と国辱ならぬ県辱をかましてくるクソゲーがあるあたり、現実のクソゲーもなかなかどうして侮れません。別に張り合ってるわけじゃないと思いますが。

まとめ

というわけで、今回はアニメ「シャングリラ・フロンティア」に登場したフェアクソの紹介でした。

レジェンドオブクソゲーの名に恥じない(恥じた方がいいのか?)フェアクソのヤバさが少しでも伝わったなら幸いです。

そんなクソゲーをクリアする達成感を得るために遊ぶ主人公のようなゲーマーもいるように、ゲームのどこにモチベーションを見出すかは人それぞれです。

この記事を読んでくれる方にもきっとゲームをされる方がいると思いますので、最後に筆者から第1話のタイトルでもあるこの言葉を贈ります。

貴方はなんのためにゲームをしますか?

それではまた!

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