どうもみなさん、にわうちです。
今回は、引き続きアニメ「シャングリラ・フロンティア」の筆者の感想を、若干の補足と解説を展開のネタバレにならないよう注意して交えながらやっていきたいと思います。アニメ公式サイトはこちらから。
→ 第1話の感想
シャングリラ・フロンティアとは?
原作者は硬梨菜。小説投稿サイト「小説家になろう」にて、2017年より連載中。リンクはこちら。
一般的な小説は書籍化を経て漫画家、アニメ化と展開していくことが多いですが、本作は書籍化を飛ばしていきなりアニメ化、さらにゲーム化が決定しています。
漫画は講談社マガジンで連載中。筆者は講談社の漫画が読めるアプリ「マガポケ」で読んでいます。
でもエキスパンションパスという名の特装版でしか読めない話もあるので単行本も買ってます。原作者硬梨菜先生書き下ろしの小説は毎回最高に面白いです。
第2話「特異なる者」の感想と解説
シーン1:ファステイアにて
前回、最後に登場した謎の鎧騎士。
最初の街「ファステイア」という、ゲームを開始したプレイヤー達の大部分がまず訪れるだろう場所には似つかわしくない、見るからに高レベル装備を身に纏ったその人物に周囲の初心者プレイヤー達は興味津々。
背中のマントに刻まれた剣をくわえた狼のエンブレムはどうやら攻略ガチ勢クランのものとのこと。
そんな人物がこんなところに足を運ぶなんて、いったい何が目的なのか……。
と、思いきや、その正体はなんと第1話で出た斎賀 玲ちゃん。威圧感たっぷりの姿と可愛らしい声のギャップがすごい。
サンラクこと楽郎はゲームではプレイヤーネームを統一する派(岩巻さん情報)なので、最初の街で待っていたというわけですね。
しかし待ってもサンラクは現れず。「新規で始めたプレイヤーがこの街に来ないなんて考えられない」とのことですが、彼は変態なんだ。
本来はファステイアからスタートのはずが出身を「彷徨う者」にしたせいで初期位置が森の中となり、さらにモンスターにやられればファステイアにリスポーンするはずが数々のクソゲーで磨き抜かれたプレイスキルで負け知らずのまま突き進み。
そして「致命の包丁(ヴォーパルチョッパー)」を揃えるために森を進み続け、気付けば二番目の街「セカンディル」の方が近くなってしまっていました。
うーん、幸先が悪いね玲ちゃん。二人が出会うのはいつになるのか。
あと、さり気にここで玲ちゃんがかなりの良家の娘さんであることがわかります。ザ・日本のお屋敷……!
シーン2:エリアボス「貪食の大蛇」とのバトル
オープニングをはさみ、場面は変わってサンラクへ。
前回は二番目の街「セカンディル」に通じる橋を守るエリアボス「貪食の大蛇」にサンラクが向かっていく場面で終了しましたが、その続きです。
アニメスタッフさん方の作画マジックによって超ド迫力で襲い来る大蛇の噛みつきを躱しながら一撃を加えますが、剣が折れてしまいます。初期武器の傭兵の双刃くんがーっ!?
どうやら大蛇の表面はけっこうな硬さの様子。虎の子の致命の包丁を取り出したサンラクはジャンプして空中からスキル「スクーピアス」を狙いますが尻尾から飛び出した毒を受けてしまいます。
10秒ごとにHPが減少していくまずい状況。しかし、なおもサンラクは不敵に笑い攻撃を仕掛けます。
狙うは弱点らしき頭部。ですが頻繁に動くので狙いづらい。
そこでサンラクは先ほど不発に終わったスキル「スクーピアス」を体表に当て、その効果で傷口(弱点)を作りそこにクリティカルを叩き込みます。
怒濤のクリティカルラッシュにのたうつ大蛇。ですが、サンラクは尻尾で空中に打ち上げられてしまいます。
心の中でシャンフロをヌルゲーだと舐めていたことを反省するサンラク。そしてそのまま喰われて敗北……。
と思われましたがすんでのところでガードしており、「フラッシュカウンター」で怯ませたところで頭部から生える毛(髪?)を掴んで目に致命の包丁をスクーピアスで突き込み撃破。
いやー、状況判断がすごいですね。筆者だったら竦んでそのまま喰われてると思います。これもクソゲーで培った経験の為せる業なのでしょうか。
喜ぶサンラクですが、毒にかかっていたことを思い出し慌ててセカンディルへ。体力が尽きる前に宿屋でリスポーン地点を更新することはできるでしょうか?
シーン3:セカンディル前
街の前で二人のプレイヤー、レイジとミーアが話しています。
どうやらミーアの方はペット禁止のマンションに住んでいるらしく、モンスターをテイム(手懐ける)して飼いたいがためにシャンフロを始めた様子。
このMMOならではの自由度に溢れたところもいいですよね。プレイヤーの数だけ遊び方がある。シャンフロのような作り込みとリアリティーが半端ないゲームならなおさら楽しいでしょう。いいなあ……。
レイジ(本名は山本礼司)の方はミーア(本名は須田美亜)に片思い中のようで、苦節三ヶ月の末「経験者の自分がビギナーの彼女にレクチャーする」という形にこぎつけたようです。
うん、冒頭で玲ちゃんがやろうとしてたやつですね。相手が悪かったので空振りしてしまいましたが。
と、そこで宿屋目指して爆走するサンラクが。モンスターと勘違いして弓を構えるミーアに「あれはプレイヤーだ」と伝えるレイジ。
ちなみにミーアですが、サンラクに対してノータイムで武器を構えたことで原作者の硬梨菜先生から「幕末適正あり」と褒められ(?)ています。
「幕末」についてはおそらくアニメでは二期あっても詳しく言及されるところまでいかないかなーと予想しておりますので、気になる方は原作をご覧ください。これもたいがいやべーゲームだぜ!!
シーン4:セカンディル
無事(?)宿屋にたどり着きリスポーン更新ができたサンラク。
準備を整え、ついでに不審者から脱却すべく防具を買って半裸から卒業した後、武器屋のおっちゃんから武器作成の話を聞いたサンラクは、第三の街「サードレマ」に向かう道中にある「四駆八駆の沼荒野」で鉱石を採掘することに。
強制的に歩み状態となる泥沼に足をとられつつツルハシを振っていると防具の素材元でもあるモンスター「マッドフロッグ」が寄ってきてなぜかサンラクの至近距離で泥浴び。
跳ね飛ばされる泥にキレたサンラクはツルハシを投げつけ、ひっくり返ったマッドフロッグを撃破。
そりゃあ作業中に邪魔された上に汚されたんじゃキレますわ。筆者もキレる確信があります。
気合いを入れ直して鉱石を集めきったサンラクは再び武器屋へ。一つだけドロップしたレアな「沼棺の化石」のおかげで「湖沼の短剣」が作れるようになりました。
クリティカルに成功すると一定時間耐久値の減少が半減するという、クリティカルと手数で攻めるサンラクにとっては嬉しい武器です。
このへんは筆者もモンハンシリーズで覚えがありますね。詰まったり素材集め作業のために攻略を見ることはありますが、それまでは事前情報無しであれこれ試行錯誤しながら進めていくのが楽しいんだコレが。
「夜に現れるモンスターは危ない」と忠告をもらうサンラク。しかし出現モンスターの変化と聞けばどうしても気になるのがゲーマーの性。さっそく新武器の試し切りにと街の外へ向かいます。
このへんはゲームだからこそって感じですよね。現実では命は一つしかありませんが、ゲームであればいくらでも危険に飛び込める。筆者も色んなゲームで経験してきました。
そして場面の最後、くだんの大蛇をワンパンKOする玲ちゃん。絶対コレ高レベルプレイヤーの中でも上位の強さですよ。
シーン5:レッドキャップ戦~リュカオーン襲来
夜の郊外で強敵レッドキャップと戦うサンラク。
レッドキャップとはファンタジー創作でも有名な真っ赤なとんがり帽子を被ったゴブリンのことで、斧を持ち通常のゴブリンとは段違いの凶暴さで襲い来る危険なモンスターとなっています。一説では帽子が赤いのは犠牲者の返り血とも。
シャンフロにおけるレッドキャップも普通のゴブリンとは比べ物にならないほどの強敵であるようで、フェイントも織り交ぜてくる上にドラクエのスライム等がやる「仲間を呼ぶ」コマンドで増援まで呼ばれ、絶体絶命のサンラク。
しかし「俺はコレを楽しんでるんだろ」と闘志を燃やすサンラク。レッドキャップに向かっていきますが、そこに突然の乱入者。
レッドキャップ達を蹴散らし現れたのはなんとユニークモンスター「夜襲のリュカオーン」。漆黒の狼の姿をした巨大なモンスターです。
ユニークモンスターとはシャングリラ・フロンティアにおける「七つの最強種」とも呼ばれる特別なモンスター達のことで、リリースから時間が経った現在も討伐されたことがないシャンフロ最強の存在。
ランダムエンカウント(偶発的遭遇)で低確率とはいえ、そんなモンスターが初心者の多いセカンディル付近に出現するとか地獄すぎるぞシャングリラ・フロンティア。
なんだかFFシリーズやエルデンリングを思い出します。あれらも序盤のエリアでもカジュアルにやばい敵がうろついてますからね。
まとめ
いきなりどう考えても勝てなさそうな強敵に遭遇してしまったサンラク。この後、彼はどうするのでしょうか?
相変わらずの神作画!ここまで仕上げて筆者含むファンの期待に応えてくれたスタッフの方々には頭が上がりません。
シャンフロ劇場もいつかのコミケを思い出して懐かしくなりました。その時はアローラナッシーがいまして、周囲の参加者から「ナッシーの近くで」などとランドマークになっていましたね。
原作から読んだ筆者は続きを知っているのでここまでで口を閉じますが、アニメ勢の方は次回も必見ですよ!
それではまた!
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