どうもみなさん、にわうちです。
突然ですが、みなさんは業務スーパーを利用したことはありますか?
筆者は春に友人達と利用してお肉と調味料などを買い、バーベキューを楽しんだ経験があります。
業務スーパーの強みは飲食店向けに量やサイズが大きい商品が数多く取りそろえられているということ。
筆者のように多人数でホームパーティーなんかやる場合の食材の購入先としてはうってつけの場所です。
輸入品の海外製品なんかも増えているので、馴染みのある海外のお客さんが増えつつあるというのもお店を経営する上での利点かもしれませんね。
しかし、海外製の食品はどうしても日本ほど厳格な規定があるわけではないのが悩ましいところ。
今回は、そんな業務スーパーで起きた事件についてご紹介したいと思います。
事件について
事件になったのは株式会社神戸物産が経営する業務スーパーでのこと。
店舗で販売されていた「ふんわりミニロールケーキ ブルーベリー風味」に含まれる品質を保つための添加物が基準値を超えているとして、12月の下旬に保健所から会社へ商品の回収命令が出されたということです。
ロールケーキに対する会社側の対応
保健所からの回収命令を受け、会社側は自主回収を宣言。
「大変お手数をおかけいたしますが、商品をお持ちのお客様は下記連絡先までご連絡もしくは送料着払いで商品をご送付いただきますようお願い申し上げます」との声明を出しています。
商品を返送した人には商品代金相当のクオカードが会社から送付されるとのことです。
健康被害はあったのか?
基準値をオーバーしていたとされている添加物は「プロピレングリコール」というものとのこと。
これはいわゆる保湿剤の役割を果たす添加物で、極めて高い水溶性を示し、人体が過度に摂取した場合は他の成分を吸収しやすくする性質から、発がんを促進する可能性などがあるそうです。
ポイントは促進させるという点で、これ自体は発がん性物質ではないという研究結果が出ています。
要は、たくさん摂取すると悪いものを普段より吸収しやすくなって悪影響が出る可能性もある、ということですね。
今のところ、神戸物産によればカスタマーからの健康被害の申し出はないということです。
ロールケーキの生産地
回収対象となっているロールケーキの生産地はベトナム。
もちろん現地の食品衛生に関する法律等は異なりますので、日本では基準値オーバーの食品も普通に生産されているのも不思議ではありません。
海外の人に言わせればむしろ日本が厳しすぎるくらいだそうですが、そういったリスクがあることもふまえた上で安さをとるか、それとも国産の食品にこだわるのか、消費者としては悩ましいところですね。
コストコとの関係は?
業務スーパーというとかのコストコを思い浮かべる方もいるようですが、業務スーパーとはあくまでスーパーの名前で業態などは関係ないので、コストコとは別物なんですね。
コストコは会員制にすることで年会費を得た上で客層を絞り、さらに倉庫を直接店舗として利用することで陳列にかける時間などの人件費を徹底的におさえ低価格を実現する仕組みです。
とはいえ、別のお店だとしても同じ商品があることは特段おかしなことでもありません。
「よくコストコ使ってるけど大丈夫かな……?」と思われる方がいても不思議ではありませんよね。
コストコは以下のお知らせを出しています。
ということで、コストコは今回問題のロールケーキは扱っていないことがわかりました。
しかし海外の食品はいろんなお店に普通にあるものなので、不安な方は上記画像にある「JANコード」という数字の羅列をおさえておくと良いでしょう。
これは商品固有の番号のようなものですので、もし上記のJANコードと一致する商品を見かけた場合は購入を止め、できれば店員さんに伝えてあげるといいでしょう。
お店側もチェックはしていると思いますが、人が確認する以上うっかり見逃して回収し忘れている可能性もありますからね。
まとめ
というわけで、今回は業務スーパーのロールケーキが回収命令を受けた件についてご紹介しました。
海外の食品は安さだったり日本とは違う味付けだったりと魅力的です。筆者もワインのおともにイタリア製の一口サイズチョコウエハースを好んで食べます。
日本製だから安心、海外製だから危険と安易に極端な考えはせずに、常にアンテナを張って今回のような問題になった商品を知らないうちに買わないよう気を付けたいですね。
それではまた!
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