はじめに
どうもみなさん、にわうちです。
今朝、久しぶりにスマホのアラートに起こされました。みなさんの中にも似たような経験をされた方がいるのではないでしょうか?
富山県は、地震の少ない地域として知られてきましたが、実際には過去に大きな被害を受けてきた歴史があります。本日は、富山県の地震リスクと被害の実態について、詳しく説明していきます。
富山県の地震リスク
一般的に富山県は地震が少ない地域と考えられがちですが、県内には主要な活断層が複数存在し、大規模地震の発生リスクが高いことがわかっています。
主要活断層の存在
富山県内には、全国の主要活断層の5箇所が存在しています。中でも「砺波平野断層帯・呉羽山断層帯」は今後30年間での地震発生確率が最も高い「Sランク」に分類されており、注意が必要です。また、「魚津断層帯」も次にリスクの高い「Aランク」とされています。
このように、富山県には大きな地震が発生する可能性の高い断層が複数あり、決して安全とは言えない状況にあります。
大規模揺れの発生確率
富山県内の半分以上の地域で、今後30年以内に震度5弱以上の揺れに見舞われる確率が26%から100%と予測されています。これは決して無視できる数字ではありません。
地域 | 震度5弱以上の確率 |
---|---|
富山市 | 26% |
高岡市 | 26% |
南砺市 | 100% |
表からわかるように、特に南砺市では震度5弱以上の揺れに見舞われる確率が100%と極めて高く、大きな被害が予想されます。
富山県の地震被害
富山県は、過去にも大規模地震による甚大な被害を受けてきました。最近では能登半島地震でも住宅被害が発生するなど、地震の脅威は現実のものとなっています。
能登半島地震の被害
令和6年1月に発生した能登半島地震は、富山県内でも大きな被害をもたらしました。全壊192棟、半壊587棟に上る住宅被害や、3名の死亡、47名の負傷者が出るなど、深刻な状況でした。
- 住宅被害: 合計1万3586棟
- 死者: 3名
- 負傷者: 47名
特に氷見市、高岡市、射水市で大きな被害が出ました。また、水道の復旧や文化財の被害など、生活インフラへの影響も計り知れません。
過去の大規模地震による被害
富山県では、過去にも以下のような大規模地震による甚大な被害が発生しています。
- 863年 越中・越後地震
- 1586年 天正地震(越中木船城で大被害)
- 1858年 飛越地震(富山平野東部で140名以上の死者)
特に1858年の飛越地震では、家屋倒壊や死者が多数出るなど、富山平野東部を中心に大きな被害がありました。隣県の地震によっても被害を受けることもあり、決して油断はできない状況です。
まとめ
富山県は地震の少ない地域と思われがちですが、実際には主要な活断層が複数存在し、大規模地震発生の危険性が高い地域です。過去の記録を見ても、大きな被害を受けてきた歴史があります。住宅の耐震化が進んでいない現状も危険であり、県民一人ひとりが地震への備えを怠らないことが重要です。地震に備えることは、富山県民にとって避けられない課題なのです。
よくある質問
富山県は地震の少ない地域だと思われているが、実際のリスクはどうなのか?
富山県には主要な活断層が複数存在し、大規模地震の発生リスクが高いことがわかっています。特に「砺波平野断層帯・呉羽山断層帯」や「魚津断層帯」などが大きな地震の可能性が高い地域とされています。また、県内の半分以上の地域で震度5弱以上の揺れに見舞われる確率が高いと予測されています。
富山県では過去に大規模地震による被害があったのか?
はい、富山県は過去にも大規模な地震による甚大な被害を受けてきました。最近では能登半島地震で住宅被害が発生したほか、863年の越中・越後地震、1586年の天正地震、1858年の飛越地震などにより、家屋の倒壊や多数の死者が出る深刻な被害が報告されています。隣県の地震の影響も受けるため、地震の脅威は現実のものだと言えます。
能登半島地震では富山県内でどのような被害が発生したのか?
能登半島地震では、富山県内でも大きな被害が出ました。住宅の全壊が192棟、半壊が587棟に上り、3名の死亡者と47名の負傷者が出ました。特に氷見市、高岡市、射水市で大きな被害が発生しました。水道の復旧や文化財への影響など、生活インフラにも深刻な影響が及びました。
富山県民にとって地震への備えはどのように重要なのか?
富山県は地震の少ない地域と思われがちですが、実際には大きな地震リスクに直面しています。過去の記録を見ても、大規模地震による甚大な被害が発生してきた歴史があります。住宅の耐震化が進んでいない現状なども危険であり、県民一人ひとりが地震への備えを怠らないことが重要です。富山県民にとって、地震への備えは避けられない課題なのです。
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